皆さま、梅雨ですね。如何お過ごしでしょうか。
先日つぶやきました内容ですが、「みずひろ小鳥の診療所の先生よりローリーアンケート」の件です。
先生が「転載・複写を禁ずる」と書いていらっしゃったので、アップするのを迷いました。色々、考えました末、親しい方にはお知らせした、かいつまんで書いたものをアップすることにしました。この日記を読まれている方の中にはアンケートを書かれた方もおられるだろうこと、今現在のローリー・ロリキートの危機を考えますと、やはり新しく飼育されている方にも知って頂きたい。そう思い、A4用紙4枚を凝縮し、たいせつであろう部分だけを書きます。アンケートを出された方はきっと何人もおられたようなのに私のところにお手紙が届いたのは、多分、私が「どうなっていますか?」とお手紙を差し上げたことがあるからなのですね。先生、しつこくてごめんなさい。そして、半分、約束を破りますが、ごめんなさい。では、少し長くなりますが、書きます。
死亡原因がわかっているローリーの大半は高尿酸血症、また痛風だそうです。
これはタンパク質の過剰摂取などによる尿酸合成の増加・腎不全による
尿酸排泄阻害が原因で起こるようです。穀物食の鳥より罹患率が非常に
多い印象だそうです。原因としては三つの可能性が考えられるそうです。
①ローリーに高尿酸血症(痛風)になりやすい遺伝的な素因がある
②腎機能に影響を及ぼすローリー特異性の病原体が存在する
③ローリーにとって腎機能に影響を及ぼす(あるいは高尿酸血症をおこす)飼育環境
(栄養・水など)が存在する
尿酸合成を増加させるまたは腎臓の機能に影響を与える栄養障害としては
①高タンパク質
②ビタミンA欠乏
③ビタミンD3過剰
があげられるそうです。
原材料として多く使用されているショ糖・果糖は近年ヒトで高尿酸血症を発症させる要因として注目されていることからローリーにも同じ可能性が考えられるそうです。
ローリーは甘い物好きなのでフードに多く糖類が使用されていますが、
できれば限りなく少ないフードがいいのではないか、果物にも果糖が
含まれているので与え過ぎに注意です、肥満はいけませんとのこと。
ビタミンD3は欠乏しやすく必要性の高いビタミンでもあります、できる限り
必要以上の摂取を避けるためローリーフードとビタミンD3が含まれるサプリの
併用はしないようにしましょう、とのことです。
研究会での発表後、参加しているローリー診察獣医さんは地域によらず
「なぜローリーは短命なのか」「なぜ突然死が多いのか」と疑問を抱えているそうです。
うちのるりをさんの場合、足は触っても痛がってはいませんでしたが、最後の方は目が何故か青みがかりました。原因は不明ですが、これも何か関係あるのでしょうか。腎臓・肝臓が悪かったのは確かですから。目薬をさすの、大変でしたー。
結局のところ、じゃあどうしたらいいの、何がベストなの、という答えはまだ見つかってはいません。ただ、やはりフードについて試行錯誤を繰り返すしかないのかな、というところにまた戻っていきます。されどフードやはりフード。果物については、以前から甘すぎるよね、日本の果物という話は出ていましたので納得です。におさんは健康診断で異常がないので、今のところブレッシングネクター&パウダーにりんご少し(ヤツはかみかみごっくんをほとんどしやがりません)で様子を見ていくつもりです。ネクター9もお試し中ですが、「SALT」「ASH」が気になるんですよね。
そのせいか、あまじょっぱい・・・。食いつきはいいんですが。そこはまた考えようと思っています。
どうか皆さまのかわいいこたちのために、お知り合いのローリー・ロリキート飼いさんに情報を伝えることができましたなら伝えてさし上げて下さい。そして、情報をお持ちの方、ご連絡を頂ければ幸いです。どうか、宜しくお願い致します。