こちらの記事は、ローリー・ロリキートについて端的に書かれた記事です。
http://lafeber.com/vet/basic-information-sheet-for-the-lory-and-lorikeet/
気になるのは最後に記載された病気について。
Non-Infectious conditions
•Aspergillosis
•Hemochromatosis
•Hepatic disease
•Hypovitaminosis A
•Obesity, hepatic lipidosis
アスペルギルスは日記にも書かせて頂いたとおり、あおいさんとおそらく同期の
スミインコさんが罹られましたね。肺炎がよく知られていますが、肝臓や腎臓にも影響を及ぼすそうです。るりをさんが初めて今の主治医に診てもらった時、これを疑われました。
鉄貯蔵病、肝臓の病気、肝リピドーシス、肥満、この辺りはよく耳にしますね。
ビタミンA欠乏症は先程のラフィーバーの記事とは反対ですが、みずひろ小鳥の診療所の先生のアンケートのお返事にも名前があがっています。重複しますが、その部分を
再度、記します。腎臓機能に影響を及ぼします。
「死亡原因がわかっているローリーの大半は高尿酸血症、また痛風だそうです。
これはタンパク質の過剰摂取などによる尿酸合成の増加・腎不全による
尿酸排泄阻害が原因で起こるようです。穀物食の鳥より罹患率が非常に
多い印象だそうです。原因としては三つの可能性が考えられるそうです。
①ローリーに高尿酸血症(痛風)になりやすい遺伝的な素因がある
②腎機能に影響を及ぼすローリー特異性の病原体が存在する
③ローリーにとって腎機能に影響を及ぼす(あるいは高尿酸血症をおこす)飼育環境
(栄養・水など)が存在する
尿酸合成を増加させるまたは腎臓の機能に影響を与える栄養障害としては
①高タンパク質
②ビタミンA欠乏
③ビタミンD3過剰
があげられるそうです。 」
また、ちょこちょこ気になる記載がありますので、メルクマニュアルの記事を
ちょっと貼ります。
〇ビタミンA欠乏症
•夜盲症は初期症状の一つです。
•最終的に失明に至ることもあります。
•眼や皮膚、その他の組織が乾燥して損傷を受け。、頻繁に感染症が起こるようになります。
この欠乏症は、たとえば米が主食の南アジアや東アジアでみられます。腸で脂肪が吸収
されにくくなる病気になると、ビタミンAの吸収量が減少し、ビタミンA欠乏症になるリスクが高まります。腸や膵臓の手術も同様の影響を及ぼします。肝臓に障害があると、ビタミンAが蓄えられなくなります。ほとんどの総合ビタミン剤はビタミンAをほとんど、またはまったく含んでいません。
症状
ビタミンA欠乏症の初期症状は、網膜の障害が原因で起こる夜盲症です。その後すぐに
眼球乾燥症という白眼(結膜)と角膜が乾く症状が現れる場合があります。眼球乾燥症は、特にビタミンAの摂取不足の小児や、重度のカロリー(エネルギー)またはタンパク質不足の小児によくみられます。ビトー斑と呼ばれる泡状の沈着物が白眼に現れます。乾いた角膜は軟らかく潰瘍化し、失明に至ることもあります。皮膚が乾いてうろこ状になり、肺や腸、尿管の内壁が肥厚して硬くなります。免疫系が正常に機能しなくなり、特に乳児や小児は感染症にかかりやすくなります。
腸の病気からなるリスクが高い、肝臓に障害があるとなる、免疫系が正常に機能しなくなり感染症に罹りやすい。このあたり、とても気になります。そして個人的になのですが網膜や角膜の異常が気になりました。何故なら、るりをさんが闘病中、左目が薄い
ブルーのコンタクト入れたみたいな感じになったからです。ぶつけたのかどうか、
主治医にも原因が当時わかりませんでした。両目が見えない訳ではなかったので
とりあえず目薬を頂きました。目の前に肝臓、腎臓、膵臓の症状を抑えるのに必死で
もっと重症化するようであれば、目を専門にしている獣医さんを紹介して頂く予定でした。これがビタミンA欠乏症からくる目の異常であったのか、今となってはわからないですが私としてはとても引っかかる一点です。アスペルギルスから脳炎に罹ったスミインコさんは失明に近い状態になられましたが、これも脳炎からくるものなのか、もしかしたらビタミンA欠乏症からくるものなのかは、やはりわかりませんが、気になります。レインボーパロットさんのブログで、やはり目の具合が悪いローリーの話に触れられていたと記憶しています。もしも、目の異常に気づかれた場合、これを疑うというのも一つの選択肢なのかもしれませんね。
また、下記も、あおいさんが胃腸炎であったことから、気を抜けない病気であることは
間違いありません。ここに記載がある大腸菌、サルモネラ菌であったかどうかは
残念ながら、わかりませんが。
Infectious Diseases
•Colibacillosis
•Psittacine beak and feather disease (PBFD)
•Salmonellosis