「タンニン」。私はタンニンと聞くと、お茶より先に柿が脳裏に浮かんでしまう人なのですが。他にもワインにも入っているそうですね。
タンニンは皮を鞣すのに使用され、また渋味があるということで知られています。
昔は鉄剤と緑茶(お茶)を一緒に飲むな、鉄剤服用の30分から1時間前後は緑茶を飲まないで、と 言われていました。お茶に含まれるタンニン酸と鉄とが結合し、水に溶けにくい物質が 生じて鉄剤がうまく吸収されなくなると考えられていたからです。私はお茶スキーですが貧血でもあったため、お茶を飲むなと言われて、がっかりした時期がありました。
この鉄分の吸収を阻害する性質のため、実は一連の私たちの悲劇の直後にも、海外の
サイトに「ローリー・ロリキートにお茶を」の記載があったために話題にのぼってはいました。 しかし、現在ほど情報が多くなかったこと、人間ならともかく、体の小さな、それも 特殊な食性の鳥に、お茶を飲ませるのはどうなの?適量も全くわからないし、ということでスルーされていました。お茶スキーの私も、体調の悪い時に濃い緑茶を飲むと胃が痛くなることがあります。お茶自体にも効能はありますが、お薬としても使用
されていましたし、カフェインも入っていますしね。
ただ、人間用ですが、最近は事情が変わってきているみたい。
病院のサイト
http://www.hosp.ikeda.osaka.jp/02active/action/plaza/qanda_naifuku/qanda10.html
「近年詳しく実験が行なわれた結果、貧血患者では体内の鉄量が減少した状態にあり、
腸管からは効率よく鉄が吸収されます。ですから、タンニンによる吸収阻害は無視
できる程度と考えられるわけです。つまり、必要とされる鉄の量は必要なだけ吸収
されるということです。最近では、鉄が徐々に溶け出す錠剤が開発され、これらの
薬品では吸収抑制を全く受けないことがわかっています。」
あっ貧血でもお茶を飲んでいいんだー。じゃあローリー・ロリキートにも、タンニンを
あげなくても大丈夫だよね!と思ったのですが。人間の貧血事情とローリー・ロリキートの
鉄分を吸収しやすい特殊な腸の事情は、ちょっと異なる・・・よね?
えええ、どうしたらいいの??